Tři Čtvrtě
トゥリ・チトヴェルチェ
(ポジェツチェ、チェコ)




チェコ・南モラヴィア地方、「青い山々」を意味するモドレ・ホリの一角、ボジェティツェにある家族経営の小さなワイナリー。祖父母や父がブドウを育て、ワインを造る姿を身近に見ながら育ったズザーナ・ブコフスカーは、父が畑を手放そうとしたことをきっかけに「それなら私に教えて」と代々の畑とワイン造りを受け継いだ。父から学んだ技術と土地への考え方に自らの感性を重ね、2016年にTři Čtvrtěとして最初のヴィンテージを世に送り出した。ワイナリー名の「Tři Čtvrtě(3/4)」は、ワイン造りを支える三人の人々と、最も大切な畑「Čtvrtě」に由来している。中心となる畑はパーラヴァの丘を望む南西向きの斜面にあり、土壌はレス(黄土)を母材とする肥沃なチェルノーゼム。多くは1970年代から80年代に植えられた古い畑で、複数の品種が混在する昔ながらのフィールドブレンドの区画も残っている。栽培では健全な土壌と自然との調和を大切にし、醸造でも介入をできる限り抑えている。野生酵母による自然発酵を基本に、清澄は必要な場合に限り、濾過は行わない。ワインは古いオーク樽で澱とともにゆっくりと熟成される。ブラウフレンキッシュ(フランコフカ)を中心に、サン・ローラン(スヴァトヴァヴジネツケー)、ノイブルガー(ノイブルスケー)、ゲヴュルツトラミネール(トラミーン・チェルヴェニー)など、この土地に根づいた品種を大切にしている。目指しているのは、流行に合わせて整えたワインではなく、畑や品種、その年の気候が素直に表れたワイン。生き生きとした酸と果実味を備えながら、どこか柔らかく親しみやすい。「もう一口飲みたい」と自然に感じさせ、料理や人の集まる食卓にそっと寄り添う味わいである。

Sobremesa ソブレメサ
白
ぶどう ノイブルガー ソーヴィニョン・ブラン シャルドネ
畑 チトヴェルチェ チェルノーゼム 南西向き 樹齢20年
醸造 ステンレスタンクによる発酵 天然酵母 マセレーション(2日間)
熟成 ステンレスタンク(2ヶ月)

Neuburg ノイブルガー
白
ぶどう ノイブルガー100
畑 チトヴェルチェ チェルノーゼム 南西向き 樹齢50年
醸造 使用済みオーク樽による発酵 天然酵母 マセレーション(4日間)
熟成 オーク樽(8ヶ月、シュールリー)

Chardonnay シャルドネ
白
ぶどう シャルドネ100
畑 樹齢30年
醸造 使用済みオーク樽による発酵(400リットル 天然酵母 マセレーション(4日間)
熟成 オーク樽(8-16ヶ月、シュールリー)

Qiller キラー
赤(リシャーク、混醸)
ぶどう フィールドブレンド15種
畑 チトヴェルチェ チェルノーゼム 南西向き 樹齢50年
醸造 ステンレスタンクによる発酵 天然酵母 マセレーション(1日間)
熟成 ステンレスタンク(2ヶ月)